今月の主題 再灌流療法時代の急性心筋梗塞診療
予後と予防
死亡率は減少したか
舘田 邦彦
1
,
平沢 邦彦
1
,
大崎 純三
1
,
柴田 淳一
1
1市立旭川病院・循環器内科
pp.106-107
発行日 1990年1月10日
Published Date 1990/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900031
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AMI(急性心筋梗塞)の死亡の原因は従来の不整脈よりショックや心不全のポンプ失調によるものが多く,ポンプ失調を少なくさせるため,梗塞巣を減少させる目的で最近ICT(冠動脈内血栓溶解療法)やPTCA(経皮的冠動脈血管形成術)の再灌流療法が試みられるようになってきた.
再灌流療法により冠動脈の開存は高率で得られるが,心機能の改善については,再灌流障害,再閉塞などの問題もあり,明確にはされていない.
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