Urological Letter
Ⅰ.尿道出血の止め方,他
pp.226,232
発行日 1976年3月20日
Published Date 1976/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202125
- 有料閲覧
- 文献概要
球部や振子部尿道からのひどい出血の止血はときには困難である。普通は留置カテーテルを入れれば止まるが,必ずしも常に止まるとは限らない。手に負えない場合にはペニスに小児の血圧計用Cuffを巻くのが効果的であり,かつ安全である。出血が止まるに必要なだけの圧になるまでCuffを膨らませる。20分毎に膨らましたり,空気を抜いたりすると良い。ときには,この方法がPriapismの治療のためにシャントの手術を受けた患者に対して,ペニスに適当な血流を与えかつその状態を維持するのに役立つている。
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.