文献抄録
腎腺癌の臨床経過観察と化学療法の経験
pp.954
発行日 1975年11月20日
Published Date 1975/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202061
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著者らは1960年から12年間にPeter Bent Brigham HospitalとSidney Faber Cancer Centerにて105例の腎癌を経験し,うち腺癌の84例につき臨床観察と治療,予後などにつき報告している。
症例は39歳より84歳にわたり,男女比は2対1であつた。主訴として局所的腫瘍による三主徴を示したもの39例(50%),転移巣症状を主訴にしたもの23例(29%),その他16例(20%)となつている。転移部症状を主訴とした23例についてみると,骨転移の疼痛,病的骨折15例,肺症状5例,中枢神経系2例,リンパ節腫脹1例である。
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