Japanese
English
新薬治験
膀胱テネスムスに対するLeioplegil坐薬の臨床治験
Clinical Use of Leioplegil Suppository for Bladder Tenesmus
広川 信
1
,
井上 武夫
1
,
鈴木 彦人
1
,
井上 卓治
2
,
森田 上
2
,
寺島 和光
2
Makoto Hirokawa
1
,
Takeo Inoue
1
,
Hikoto Suzuki
1
,
Takuji Inoue
2
,
Takashi Morita
2
,
Kazumitsu Terashima
2
1横浜市民病院泌尿器科
2横浜市立大学医学部泌尿器科学教室
1Yokohama Municipal Hospital, Department of Urology
2Department of Urology, Yokohama City University School of Medicine
pp.73-74
発行日 1969年1月20日
Published Date 1969/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200607
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- Abstract 文献概要
Ⅰ.はじめに
下部尿路の手術に,治療の目的で尿道内にカテーテルを留置することが多い。留置カテーテルにより術後,いわゆる「尿しぶり」を訴える症例に相遇することが多い。時に頻繁に症状が発現して,患者は,苦痛におちいつて,十分な安静を保てないことがある。しばしば,その処置に困惑を感じる。
今回,東菱薬品(株)からフランスで開発された鎮痙治療薬Leioplegil坐薬の提供をうけたので,私達は膀胱テネスムスの処置に本剤を試用し,その臨床効果を観察したので報告する。
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