Japanese
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手術手技 女性泌尿器関連の手術―基本手技とコツ・4
子宮脱の手術―従来法と腟断端仙棘靱帯固定術
Vaginal hysterectomy and sacrospinous ligament fixation for pelvic organ prolapse
安井 智代
1
Tomoyo Yasui
1
1大阪市立大学大学院医学研究科女性病態医学
キーワード:
腟式子宮全摘出術
,
腟断端脱
,
腟断端仙棘靱帯固定術
Keyword:
腟式子宮全摘出術
,
腟断端脱
,
腟断端仙棘靱帯固定術
pp.760-765
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103682
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要旨 従来,骨盤臓器脱に対しては腟式子宮全摘出術と前後腟壁形成術の併用手術が行われてきた。手術侵襲も少なく大変有用な術式である。しかし,超高齢化が進む今日では術後再発も少なくない。その際は腟管の短縮,組織の菲薄化,脆弱化を伴うためできれば再手術は避けたい。腟式子宮全摘出術時に腟上部を仙棘靱帯に挙上固定する術式を選択することで術後再発を防ぐことができる。またこの術式では,余剰の腟壁切除は可及的に少なくできる。
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