特集 子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
III．術式別の機能再建
14．vNOTESを用いた鏡視下子宮全摘＋腟断端仙骨子宮靱帯固定術
青木 志保
1
,
西岡 暢子
1
1越谷市立病院産婦人科
キーワード：
vNOTES
,
骨盤臓器脱
,
腟断端仙骨子宮靱帯固定
Keyword:
vNOTES
,
骨盤臓器脱
,
腟断端仙骨子宮靱帯固定
pp.449-455
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000607
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要旨
骨盤臓器脱（POP）手術において，子宮摘出後の腟断端挙上術は再発予防のための重要な操作である．経腟手術は視野が悪く，腟断端を仙骨子宮靱帯に固定する際，尿管損傷の危険性を伴っていたが，vNOTESを用いることで腹腔内臓器が可視化され安全な手術が可能となる．画像は供覧でき教育に役立つうえ，経腟手術では困難であった付属器の処置も同一アプローチから可能となる．腹膜開放や仙骨子宮靱帯の同定・運針のコツなど，POPにおけるvNOTES手術のポイントについて解説する．
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