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特集 ロボット支援前立腺全摘除術
各論③ 尿禁制早期回復―RALPで注意すべき解剖学的ポイントと手術操作
Recovery of urinary continence post robotic-assisted laparoscopic prostatectomy:anatomical and technical considerations
白木 良一
1
,
丸山 高広
1
,
深谷 孝介
1
,
石瀬 仁司
1
,
引地 克
1
,
早川 将平
1
,
竹中 政史
1
,
城代 貴仁
1
,
深見 直彦
1
,
佐々木 ひと美
1
,
日下 守
1
,
星長 清隆
1
Ryoichi Shiroki
1
,
Takahiro Maruyama
1
,
Kohsuke Fukaya
1
,
Hitoshi Ishise
1
,
Masaru Hikichi
1
,
Shohei Hayakawa
1
,
Masashi Takenaka
1
,
Takahito Joudai
1
,
Naohiko Fukami
1
,
Hitomi Sasaki
1
,
Mamoru Kusaka
1
,
Kiyotaka Hoshinaga
1
1藤田保健衛生大学医学部腎泌尿器外科学
キーワード:
ロボット支援前立腺全摘除術
,
尿禁制
,
膀胱頸部温存
Keyword:
ロボット支援前立腺全摘除術
,
尿禁制
,
膀胱頸部温存
pp.313-319
発行日 2013年4月20日
Published Date 2013/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103192
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要旨 前立腺全摘術後の尿失禁発生の機序は完全には解明されていないが,ロボット支援前立腺全摘除術(RALP)は,従来の開腹術や腹腔鏡下手術に比較して早期の尿禁制回復が認められている。RALPの尿禁制回復に影響する因子として,患者年齢,膜様部の尿道長,術前の性機能,術者の経験などが報告されている。また,手術手技として膀胱頸部や内骨盤筋膜の温存,神経血管束の温存,そして尿路再建では前壁,後壁の再建補強などが尿禁制の早期回復に影響すると報告されている。われわれは前立腺周囲の構造を極力温存し,前立腺摘除後も摘除前の状態に復帰するよう再建することにより,術後尿禁制の回復が比較的早期に達成できている。
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