学会印象記
「米国小児アカデミー」Urology section学会参加印象記
白石 晃司
1
1山口大学泌尿器科
pp.88-89
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103007
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2012年10月20日~22日の3日間,ルイジアナ州ニューオリンズで開催されたAmerican Academy of Pediatrics(AAP)National Conference and ExhibitionのUrology sectio(俗にいうAAP)に参加しました。小児科一般から小児外科はもちろん,小児精神科や小児看護まで含めた,まさに小児科関係の学会の大殿堂です。Pediatric urologistにとっては最高峰の学会であることは有名ですが,一般泌尿器科医にとっては馴染みの薄い学会です。
Journal of Urology(JU)10月号のsupplementに,人とメダルの写真が表紙を飾っているのをみたことのある先生はいらっしゃると思いますが,AAPのoralで発表された演題の約3~4割のpaperがそのsupplementにpublishされ,JUの一般的な採択率よりは若干高いですが,AAP自体の採択率が20~30%ですので結果的には非常に厳選された論文が載っていることになります。朝から晩まで聞いても時差ボケも吹っ飛ぶぐらいの演題ばかりでして,観光をしている暇はありませんでした。学会場はErnst N. Memorial Convention Centerと隣接するヒルトンで,徒歩圏内にBurbon streetに代表されるフレンチクウォーター地区があり,宿泊や食事が効率的に行える立地でした(図1)。この会場は横長で約500mあり,さらに東のHilton側に増築する工事が行われていました。Urology sectionの参加者は約400人ということでした。
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