話題
米国骨代謝学会印象記―カルシトニンレセプター
中村 美砂
1
Misa Nakamura
1
1和歌山県立医科大学第二病理学講座
pp.157
発行日 1998年4月15日
Published Date 1998/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901560
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平成9年9月10日から14日までの5日間,米国オハイオ州シンシナティーで「第19回米国骨代謝学会(ASBMR)」が開催された。本会は非常に大きな学会で,ここ数年の参加者数は3,500人以上である。連日,朝8時から夜の7時までにおよぶ記念講演,コンカレントセッション,ポスターセッションなど合わせて約1,700もの演題が発表された。さらに夜は11時頃までサテライトシンポジウムやワーキンググループ毎のセッションも催されていた。また,一昨年から新たに設けられたグラント申請の秘訣をディスカッションできる‘Meet-the-NIH Lunch Sessions’も設けられていた。
さて,このような多くの発表の中から,私の研究テーマである甲状腺C細胞で産生,分泌されるホルモンのカルシトニン(CT)に関連した報告について,不十分ではあるが紹介させていただく。
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