学会印象記
「第30回世界泌尿器内視鏡学会(WCE 2012)」学会印象記
川喜田 睦司
1
1神戸市立医療センター中央市民病院泌尿器科
pp.86-87
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103006
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昨年,京都で開催されたWorld Congress of Endourology(会長:松田公志関西医大教授)が,今年はトルコのイスタンブールで9月4日~8日まで開催された(会長:Prof. Ali Riza Kural, Istanbul Acibadem University)。
トルコ航空を使って関空を9月2日の深夜に発ち,3日未明にイスタンブールに到着したので,寝ている間に着いたという感じで比較的楽なフライトであった。空港から車に乗せられて高速道路に入ると,わきの土手には芝の上に草花や木がアレンジされ,美しくデコレーションされていた。しばらくすると,高速を出て坂を下ったところで急に視界が開けて,朝焼けに照らされたいくつかの高い塔とドーム型の建物が目に飛び込んできた。アヤソフィア,トプカム宮殿,ブルーモスク(図1)と思われる。カメラを構えている間に車は大きな川(金角湾)を渡っていた。ガラタ橋である。テレビでは橋の両側で多くの人が釣りをしているのをみたが,早朝のためかほとんど人はいなかった。橋を渡ったとたんに渋滞に巻き込まれた。やたらに車が多い。旧市街と新市街を結ぶ交通機関は,ガラタ橋を渡る路面電車(トラム)しかないのも問題と思われる。坂が多く路が入り組んでいるのも要因かもしれない。坂が多くて海がみえる風景は神戸を思わせる。
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