Japanese
English
綜説
5-アミノレブリン酸を用いた光線力学的診断・治療
Photodynamic diagnosis and therapy with 5-aminolevulinic acid
小山 政史
1
,
朝倉 博孝
2
,
上野 宗久
1
Masafumi Oyama
1
,
Hirotaka Asakura
2
,
Munehisa Ueno
1
1埼玉医科大学国際医療センター泌尿器腫瘍科
2埼玉医科大学泌尿器科
キーワード:
アミノレブリン酸
,
PDD
,
PDT
Keyword:
アミノレブリン酸
,
PDD
,
PDT
pp.967-977
発行日 2010年12月20日
Published Date 2010/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102163
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要旨 光線力学的診断(PDD)および治療(PDT)が着目されるようになり,100年以上の年月が過ぎた。光感受性物質としてはポルフィリン誘導体を主体に基礎ならびに臨床研究が進められてきたが,近年5-アミノレブリン酸(ALA)の登場で再びPDD,PDTへの関心が高まっている。本稿ではPDD,PDTの歴史から,現在行われているALAを用いた研究まで,泌尿器悪性腫瘍を中心に概説した。ALAは経口投与による腫瘍特異的PDD,PDTを可能にする元来天然に存在する物質である。今後ALAを用いたPDD,PDTが泌尿器悪性腫瘍に対してどのように応用されてゆくか,その可能性について諸氏の報告をまとめながら言及する。
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