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編集後記
藤岡 知昭
pp.656
発行日 2009年7月20日
Published Date 2009/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101793
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5月最後の週末,性医学シンポジウムの講師に招聘されてモンゴルのウランバートルに来ています。成田から韓国・インチョンを経て夜半の入国となり,まず,外気温9℃という寒気に驚き,さらに翌日は,真っ黒な雲の襲来とともに霰が降り,季節が逆戻りしていることに再度驚きました。
今回のシンポジウムは,国際性医学会の財政的な支援を得て,アジア太平洋性医学会が企画し,モンゴル性医学会が運営するというものでした。モンゴル政府もこの会を歓迎しているようで,開会式には厚生省(?)副大臣による挨拶があり,人口問題,社会福祉,衛生面からの期待が大きいことを強調していました。講師は,イギリス,タイ,台湾,韓国,日本そして自国医師と多国籍であり,泌尿器科医,アンドロジスト,性医学者,公衆衛生医と多彩でした。モンゴル全土に,泌尿器専門医は20名のみとのことですが,講習参加者は,産婦人科医,一般家庭医,一般内科,泌尿器科医,婦人科医,公衆衛生関連医などとのことで,会場の100席は満席でした。
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