画像診断
非上皮性膀胱腫瘍3症例の内視鏡所見
内田 耕介
1,2
,
佐藤 俊介
1
,
宮尾 則臣
1
1市立室蘭総合病院泌尿器科
2三樹会病院泌尿器科
キーワード:
膀胱腫瘍
,
内視鏡所見
Keyword:
膀胱腫瘍
,
内視鏡所見
pp.642-644
発行日 2009年7月20日
Published Date 2009/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101790
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【症例1】孤立性線維性腫瘍
患 者 70歳,男性。
主 訴 頻尿。
既往歴 特記すべきことなし。
現病歴 内科スクリーニングのCT検査で,BPHと膀胱腫瘍が疑われたため当科を紹介された。
膀胱鏡所見 左尿管口外側に直径1cmの非乳頭状広基性腫瘍が存在し,腫瘍表面は正常粘膜で覆われていた(図1a)。
病理組織学的所見 紡錘形細胞の増生を認め,免疫染色では,CD34,vimentin陽性,S-100,c-Kit陰性の孤立性線維性腫瘍であった(図1b)。腫瘍切除後の深部生検では,腫瘍成分は認めなかった。
経 過 術前のMRIでは筋層浸潤や壁外浸潤を認めず,TUR後は経過観察とした。
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