特集 泌尿器科外来ベストナビゲーション
1.尿路・性器の炎症性疾患
■非特異性感染症
【前立腺炎】
9.38℃台の発熱とともに排尿症状を強く認め来院した患者です。急性前立腺炎を疑いました。対処と処方について教えてください。
鈴木 康之
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科
pp.38-40
発行日 2008年4月5日
Published Date 2008/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101385
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1 診療の概要
38℃以上の急激な発熱とともに膀胱刺激症状と尿混濁を認め,前立腺の腫大・圧痛があれば,急性前立腺炎診断1~4)は比較的容易である(表1)4~6)。しかし,他の発熱性疾患や基礎疾患の合併7,8)を適切に評価し,確実な治療法を選択することが重要である。
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