病院めぐり
近江八幡市立総合医療センター泌尿器科
宮下 浩明
1
1近江八幡市立総合医療センター泌尿器科
pp.83
発行日 2007年1月20日
Published Date 2007/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101073
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近江八幡は「おうみはちまん」と読みます。琵琶湖の南に位置し,水郷の町として知られています。1585年に豊臣秀吉の甥・秀次が八幡山に城を築き城下町として始まり,近江商人の町として栄えてきました。現在は人口6万9千人の地方都市で,水郷めぐりなどの観光に力を入れている市です。皆さんがよく知っているのは,高級肉の近江牛かもしれません。最近では,バウムクーヘンの「たねや」本店がある町としても知られています。
病院紹介をするに当たり,平成18年10月に「近江八幡市民病院」から「近江八幡市立総合医療センター」に名称が替わり,移転新築したことをお伝えします。設計から運営までを本格的PFI(private finance initiative)により行う,新しい経営形態の病院となりました。建物は低層5階建てで,1階にすべての外来部門,2階にはICU・HCU・手術室・医局・管理部門など,3~5階に病棟を配した構造となっています。八幡瓦の屋根,四季を表した中庭,落ち着いた色合いの内装など,かつて見たことのない,病院らしからぬ病院となりました。英語表記はOmihachiman Community Medical Centerです。総合をGeneralとせず,東近江医療圏の地域医療を統括する病院を目指し,Communityと名づけました。
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