病院めぐり
市立砺波総合病院泌尿器科
江川 雅之
pp.1023
発行日 2006年12月20日
Published Date 2006/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101020
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砺波市は富山県の西南部に位置する人口5万人の小さな田舎街です。のどかな田園風景が広がる砺波平野には,緑豊かな屋敷林に囲まれた家々が平野一面に碁石を散りばめたように点在しています。春には市の花でもあるチューリップのカラフルな色,夏は緑色,秋は黄金色,冬は一面銀色となるこの美しい散居村のなかで,最も近代的な構造物が市立砺波総合病院です。現在,病床数514床,常勤医師は93名(うち臨床研修医14名)であり,砺波市を含む砺波広域医療圏(人口15万人)の中核病院として機能しています。
泌尿器科は,三崎俊光(S44卒),江川雅之(S62卒),新倉晋(H8卒)の3人体制で診療を行っています。いずれも指導医であり,忙しくても上手く仕事を分担して日々の診療をこなしています。外来は木曜日のみ1診制で,ほかの曜日は初診・再診の2診制で,1日平均50人ほどの患者さんを診察しています。午前中に病棟係の医師がESWLも行っています。手術は月,水,木曜日で,木曜日のみ朝から手術を開始しています。どんな手術でも夕方5時頃までには終了し,医師以外のスタッフからも喜ばれています。火曜日午後はカテーテル交換と予約検査を,金曜日午後はできるだけ予定を入れずに勉強会や書類整理などに当てていますが,なぜか週末には緊急処置を要する紹介を多くいただき,なかなかゆっくりさせてもらえません。
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