病院めぐり
市立釧路総合病院泌尿器科
関 利盛
pp.346
発行日 1991年4月20日
Published Date 1991/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900300
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市立釧路総合病院の創立は1872(明治5)年9月である.東北海道の根室,釧路その他の計9ヵ所に官立病院が設置され,当時の道東の中心地であった根室の官立病院がすべてを統括した.この官立釧路病院が,今日の市立釧路総合病院の始まりである.その後幾度かの移転を行い,現病院は1984年9月に開設されたものである.総病床数672床,診療科は17科あり,道内でも有数の総合病院となり,道東の基幹病院として機能している.
泌尿器科の設立は,北大泌尿器科より1956(昭和31)年8月に赴任された伊藤勇市先生によってなされた.それ以前は皮膚泌尿器科であったが,皮膚科と泌尿器科はその時完全に分離独立することとなった.その後伊藤先生は1988年病院長となり,2代目泌尿器科医長として久島貞一先生が就任した.その後久島先生は開業され,現在は関利盛が3代目医長となっている.当初1人体制であった当院泌尿器科医局も北大のバックアップもあって徐々に医師が増員され,現在は関(79年卒),窪田(80年卒),山下(86年卒),原田(87年卒),日岡(89年卒)の5人体制で,平均年齢は31.8歳である.
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