病院めぐり
国立埼玉病院泌尿器科
内田 厚
1
1国立埼玉病院泌尿器科
pp.1113
発行日 2003年12月20日
Published Date 2003/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101006
- 有料閲覧
- 文献概要
国立埼玉病院は東京都(練馬区)と埼玉県(和光市)の県境に位置し,東武東上線成増駅,または和光市駅を最寄りの駅とする。東京のベッドタウンである周辺地域は今も人口増加傾向にあり,当院入院患者の約60%は埼玉県在住者で,25%は東京都練馬区,板橋区在住者である。当院は昭和16年に白子陸軍病院として創設され,昭和20年に厚生省に移管されて現在の「国立埼玉病院」として発足した。昭和43年に救急医療センターの開設,昭和55年に地方循環器病センターの指定を受けるなど,循環器病基幹施設として活動している。現在の総病床数は331床(一般病床323床,感染病床8床)である。当院の基本理念として,「(1)高度・先進医療を継続的に提供します。(2)患者さまの立場に立ち,医療の質並びにサービスの向上を図ります。(3)新しい制度の下で安定した経営を目指します。」を掲げて,職員一丸となって病院運営に努力している。昨年には財団法人日本医療機能評価機構の認定(一般病院種別B)を受けた。
泌尿器科は慶應義塾大学より初代医長として池田直昭先生(現 池田病院院長)が赴任し発足した。昨年まで常勤医2人体制(内田厚,堀口明男〔現 防衛医科大学校泌尿器科学講座〕)であったが,平成15年より常勤医3人体制(内田厚,畠山直樹,井手広樹)となった。非常勤として,前医長の織田孝英先生の指導を得ながらいっそうの充実をはかるべく,日常の診療に当たっている。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.