病院めぐり
国立埼玉病院外科
原 彰男
pp.242
発行日 2000年2月20日
Published Date 2000/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904036
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当院は埼玉県のもっとも南の和光市にあります.診療圏は広く,来院患者は隣接の朝霞市,新座市,志木市さらに東京都練馬区や板橋区にも及んでいます.和光市に病院はありますが,病院への最寄りの駅は東武東上線の成増駅で東京都板橋区です.病院の周囲には,理化学研究所,司法修習所,税務大学校,予備衛生研究所,本田技研技術研究所などがあり,公共の施設に囲まれています.病院の敷地は広く,裏手には,雑木林があり,今なを武蔵野の面影を残しています.
当院の歴史は古く,1941年7月白子陸軍病院として開設されました.終戦とともに厚生省に移管され,1945年12月1日新たに国立埼玉病院として発足しました.随時医療整備が行われ,1967年3月に鉄筋コンクリート4階建の病棟と2階建ての外来管理棟が建設され,医療法430床の総合病院として現在に至っています.2004年より独立行政法人化への転換をふまえ,最近国立病院をめぐる環境は厳しいものがありますが,本院は地方循環器センターを併設することが決定されており着々と準備を進めているところです.
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