病院めぐり
国立名古屋病院泌尿器科
吉田 和彦
pp.441
発行日 1996年5月20日
Published Date 1996/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901828
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当院は,旧陸軍病院が終戦時に,厚生省に移管され,国立名古屋病院として再出発した。
病床数795床,泌尿器科病床25床,医師数は研修医,レジデントを含めて160名。当科の創設は下呂分院で1946年1月9日に診療を始め,同年2月に名古屋での診療を開始した。その後1448年に名古屋大学から谷口祥明先生が嘱託として週3回診療に当たられ,1949年に初代医長に着任された。1955年に高柳富輝先生が,大学より医員として着任され,それまでは皮膚科が主であったが,泌尿器科診療が本格的になった。1955年10月に高柳先生が医長になり,以後前川昭先生,小幡浩司先生が着任,インターンからそのまま医員になった深津英捷先生などにより,着着と発展していった。後に前川先生は,刈谷総合病院副院長,小幡先生は,名古屋第2赤十字病院泌尿器科部長,深津先生は,愛知医科大学教授となり,今もご活躍である。
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