JARM NEWS【基幹研修施設インタビュー】
国立病院機構 埼玉病院 リハビリテーション科
村岡 香織
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1独立行政法人国立病院機構埼玉病院リハビリテーション科
pp.435-436
発行日 2024年5月18日
Published Date 2024/5/18
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- 文献概要
地域を守る急性期医療と充実した小児医療提供体制
埼玉病院は「患者さん,仲間,そして自分が喜べる仕事をしよう」をモットーに,地域に密着した急性期・高度専門医療を提供しています.また,Patient eXperience(PX:患者経験価値)の調査結果に基づいたサービス力の向上や,医師の働き方改革に伴う主治医制からチーム制・当番制への移行など,変化に対応しながら成長し続けています.小児医療への取り組みも積極的で,「小児救急は24時間体制で救急患者さんに対応し,年間約1万人の患者さんを受け入れています.小児救急,新生児集中治療(NICU),幅広い専門外来,在宅医療支援を小児医療の4つの柱としており,リハビリテーション科も積極的に小児のリハビリテーション医療に取り組んでいます」と説明する村岡香織先生.
東京都と隣接し人口の多い地域の急性期医療を担う病院のため,外傷などの整形外科疾患や脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患を扱うことが多く,患者さんの年齢層は乳幼児から高齢者まで幅広いそうです.研修医時代から急性期のリハビリテーション医療に興味をもっている若手医師も多く,周術期,循環器・呼吸器疾患,神経変性疾患,がん患者,小児患者と多様なバックグラウンドの患者さんのリハビリテーション評価や計画を立てていく過程で,リハビリテーション医療の重要性をより深く理解していくそうです.
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