Japanese
English
綜説
性同一性障害と泌尿器科
Urological viewpoints of gender identity disorder
永井 敦
1
Atsushi Nagai
1
1川崎医科大学泌尿器科
1Department of Urology,Kawasaki Medical School
キーワード:
性同一性障害
,
性別適合手術
,
ホルモン療法
Keyword:
性同一性障害
,
性別適合手術
,
ホルモン療法
pp.611-616
発行日 2006年8月20日
Published Date 2006/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100713
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要旨 性同一性障害とは,身体的性別と性の自己意識(Gender identity)が一致していないことをいう。1998年10月に国内初の性別適合手術が実施されて以来,本邦においてもその認知度が高まってきた。2004年7月には「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」(特例法)が施行され,一定の条件のもとで性同一性障害患者は戸籍の変更が可能になった。さらに,診断と治療のガイドラインも改訂され,第3版が発行され,治療の迅速化が図られるようになった。性同一性障害の診断と治療にかかわる施設での泌尿器科医の役割も重要である。ホルモン治療,性別適合手術に関する泌尿器科的観点から詳細を解説する。
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