病院めぐり
昭和大学横浜市北部病院泌尿器科
島田 誠
pp.635
発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100586
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昭和大学横浜市北部病院は,2001年4月に横浜市の北部地域にあたる都筑区に,横浜市の協力を得て昭和大学が新たに建設,新規に開院した653床の病院で,同時に放射線医療専門学校が併設されています。都筑区全住民の平均年齢が36歳という若い街で,田園都市のシンボルである港北ニュータウンの中心に位置しています。横浜市営地下鉄「センター南」駅から徒歩5~6分で,横浜駅,新横浜駅から直通,渋谷からも約30分と東京からのアクセスも良好です。病院の後方は小高い丘の公園になっており,四季おりおりの花と緑が溢れ素晴らしい環境にあります。
病院の特徴は,何といっても電子カルテをはじめとする全面電子化運営です。つまり,電子カルテはもちろんのこと,X線,CT,MRIや超音波検査などの画像システム,血液,尿,その他すべての検査オーダーから,結果,投薬,注射,栄養関係,さらに診療予約,会計に至るまでほぼ100%紙を使わないで行うフル電子オーダーシステムで行われています。この電子カルテシステムは,われわれ大学とコンピューター会社が共同で開発,作り上げたもので,開院当初は操作性が悪くシステムダウンも何度か経験しましたが,度重なるバージョンアップで操作性は向上し,現在では「渋滞からの抜け道」や「ショートカット」も覚え,わずかなストレスで使えるようになっています。さらに次世代への取り組みとして,地域医療連携として一部の施設にデータを提供し,ネットワーク構築へ向けての取り組みを開始しています。
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