病院めぐり
水戸済生会総合病院泌尿器科
野口 良輔
pp.634
発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100585
- 有料閲覧
- 文献概要
当院は昭和18年に茨城診療所として開設し,昭和32年,水戸済生病院に改称し,34年に丹野清喜名誉院長により104床をもって水戸の市街地に移転,新築しました。39年に診療科の充実をはかり,水戸済生会総合病院と現名称になりました。昭和50年代に入り,受診患者の増加とともに施設の老朽化,狭小化が一段と顕著になり,58年に水戸市西部の郊外,双葉台に355床を有する地域の中核病院として拡張,移転しました。その後,高度化,多様化する医療事情に対応するために院内の整備・充実に努め,平成12年までに水戸医師会との連携による開放型病棟や周産期センター,健診センター,緩和病棟を備えた503床の総合病院に発展しました。地域のニーズに応えるべく全職員が一丸となって,医療サービスに努めています。
泌尿器科は元帝京大学教授の故和久正良先生が非常勤で診療に当たられたのが始まりです。当地に移転後に泌尿器科は常勤となり,順天堂大学の先生方にご尽力いただき,現 琉球大学教授の小川由英先生も診療に当たられました。成人の泌尿器科疾患のみならず,小児泌尿器科の分野にもご尽力され,大きく発展いたしました。昭和64年より筑波大学から常勤医が派遣されるようになり,2年後には2人診療体制になりました。一時,筑波大学の赤座英之教授も診療に当たられ,平成12年からは3人体制となりましたが,研修医制度による医局員不足のため2年前より減員となり,現在は2人で頑張っています。主任部長の野口は現 筑波大学助教授の島居徹先生の後任として平成3年に赴任し,以後13年にわたり地域医療に専念しております。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.