病院めぐり
済生会神奈川県病院泌尿器科
中島 洋介
pp.264
発行日 2004年3月20日
Published Date 2004/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100484
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恩賜財団済生会は,明治天皇が施薬救療の済生勅語に添えて,お手元金150万円をご下賜になり,これを基金に総理大臣 桂太郎が全国から寄付を募り,明治44年に創立されました。当院はその全国1号病院として大正2年に開設され,関東大震災や横浜大空襲の被害を受けつつ昭和24年に現在地に移転し,昭和27年,社会福祉法人となって現在に至ります。JR横浜駅より一駅東京寄りの東神奈川駅前に位置し,横浜市神奈川区,鶴見区などを医療圏とする400床の総合病院です。
神奈川県は昭和30年代後半からの交通戦争に対処するために,昭和40年に全国で初めて神奈川県交通救急センターを当院に併設しました。その関係で,当院は外傷外科,救急医療の分野では先駆的施設であり,過去に日本救急医学会総会も主催しています。重度の交通外傷は年々減っているようですが,年間の救急患者数約24,000人,救急車搬送約6,000台,CPA患者数約250件と救急関連部門は超多忙です。
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