病院めぐり
済生会神奈川県病院外科
長島 敦
pp.889
発行日 2000年7月20日
Published Date 2000/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904157
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済生会神奈川県病院は,横浜駅より徒歩約30分の商業地にあり,病棟からは横浜港,ベイブリッジを一望にすることができます.当院は全国済生会の第1号病院として大正2年9月に開設され,昭和40年7月に地下1階,地上4階の病棟が完成し,350床の総合病院となり,昭和60年に新館が完成,現在病床数400床,交通救急センターを併設する地域中核病院として活動しております.
当外科は,昭和40年に全国唯一の交通外傷専門診療施設として神奈川県交通救急センターが開設されたことから,肝外傷を始めとする腹部外傷において,わが国のパイオニアまたリーダーとして活動してきました.肝後面下大静脈破裂について本邦初の救命例を報告し,日本外傷学会損傷分類委員会に参加し,最近では膵損傷に対する主膵管再建膵縫合術,脾・腎損傷に対する部分切除術など腹部外傷における臓器温存手術に積極的に取り組んでいます.
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