Japanese
English
特集 手術によらない限局性前立腺癌の治療
高線量率組織内照射(HDR-brachytherapy)
High dose rate brachytherapy for prostate cancer
常 義政
1
,
原 綾英
1
,
吉田 賢史
2
,
平塚 純一
2
Yoshimasa Jo
1
,
Ryouei Hara
1
,
Kenji Yoshida
2
,
Junichi Hiratsuka
2
1川崎医科大学泌尿器科
2川崎医科大学放射線科
pp.457-461
発行日 2005年6月20日
Published Date 2005/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100345
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要旨
Stage B,C前立腺癌に対してわれわれの施設ではIridium-192マイクロ線源を用いた高線量率組織内照射(HDR-brachytherapy)を行っている。対象は108例で,Stage Bが82例,Stage Cが26例であった。ネオアジュバント内分泌療法を行ったのは44例であるが,放射線治療後のアジュバントホルモン療法は行っていない。治療後再燃と判断したのは9例であり,PSA failureの症例が5例(4.6%),Clinical failureの症例が4例(3.7%)であり,局所再発の症例は認めなかった。PSA非再発率は2年で96.3%,5年で89.6%であった。HDR-brachytherapyは重篤な副作用はなく,機能温存が期待でき,安全かつ有効な治療法と考えられた。
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