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セミナー 血栓症・肺塞栓症の予防と対策 4
血栓症の予防対策―当科の方針
Prophylaxis of venous thromboembolism after urologic surgery
島居 徹
1
,
関戸 哲利
1
,
赤座 英之
1
Toru Shimazui
1
,
Noritoshi Sekido
1
,
Hideyuki Akaza
1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科臨床医学系泌尿器科
キーワード:
静脈血栓塞栓症
,
予防ガイドライン
,
リスク階層化
Keyword:
静脈血栓塞栓症
,
予防ガイドライン
,
リスク階層化
pp.293-299
発行日 2006年4月20日
Published Date 2006/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100150
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要約:静脈血栓塞栓症は近年,日本においても増加傾向であり,泌尿器科を含む外科手術後の発生率が欧米なみであることがわかりつつある。泌尿器科においては,高齢,前立腺癌を代表とする癌手術の急増,骨盤内手術,腹腔鏡下手術などのリスク因子が多く存在し,まずそのリスク階層化が必要である。そのうえで,本邦の予防ガイドラインに沿った理学的予防と抗凝固療法を組み合わせた適切な予防法を実践し,より多くのエビデンスを集積していくことが求められる。
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