特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
K.内分泌機能検査法
【副腎髄質の内分泌機能検査】
95.副腎髄質の内分泌機能検査の適応と方法,注意点について教えて下さい。
山中 正人
1
1高松赤十字病院泌尿器科
pp.337-339
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100142
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1 はじめに
高血圧症は,本邦で最も発生頻度が高い疾患で,患者数は約3,400万人と推定されている。大多数が原因不明な本態性高血圧症であるが,5~10%で二次性高血圧症がみられる。二次性高血圧症には,腎実質性高血圧症(2~5%),腎血管性高血圧症(0.2~4%),大動脈縮窄症(0.1~1%),原発性アルドステロン症,Cushing症候群,褐色細胞腫などの副腎性高血圧症(0.1~0.5%)などが含まれており1),副腎髄質の内分泌機能検査は主に褐色細胞腫などカテコールアミンが上昇する疾患を診断するために必要な検査である。
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