連載 病院めぐり
新潟県立中央病院
有波 良成
pp.823
発行日 2004年6月10日
Published Date 2004/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100549
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新潟県は日本海沿岸のほぼ中央に位置し,面積は12,582km2で全国5位,人口は約246万人で全国14位,また北東から南西に非常に長く,海岸線は345kmもある.以前紹介されたが,県立病院数15は岩手県に次ぎ全国2位で,過疎地を抱える県土の医療を担う.県(越後)を南北におよそ3分し,京都側(南)から上越,中越,下越に分ける.
当院は新潟のはずれ,上越地方の中心である上越市にある(下越にある県都新潟市まで約130km).なお,上越(上州~越後)新幹線とは無関係である.当院の歴史は古く,明治8年の創設で,120年を超える歴史とその長い間に築き上げた信頼を持ち,平成9年には新病院に移転し救命救急センターを整備し,今では20診療科,532床の堂々たる基幹病院として,3次救急,高度先進医療,新生児医療,がん医療をはじめ地域医療の役割を実践している.また,隣設する県立看護大学の看護学生の実習に加え,平成16年度より臨床研修医の受け入れも始まった.
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