Japanese
English
症例報告
20%グリコール酸ピーリングの尋常性痤瘡に対する治療効果について
Chemical peeling for acne vulgaris with 20% glycolic acid
梶田 尚美
1
,
田中 伸
1
,
玉田 康彦
1
,
松本 義也
1
Naomi KAJITA
1
,
Shin TANAKA
1
,
Yasuhiko TAMADA
1
,
Yoshinari MATSUMOTO
1
1愛知医科大学医学部皮膚科講座
1Department of Dermatology, Aichi Medical University
キーワード:
ケミカルピーリング
,
グリコール酸
,
尋常性痤瘡
Keyword:
ケミカルピーリング
,
グリコール酸
,
尋常性痤瘡
pp.883-885
発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412904099
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顔面の尋常性痤瘡に対し精製水をコントロールとし,20%のグリコール酸を用い3分間のケミカルピーリング(CP)を2週間毎に計5回施行した.CP施行前とCP施行後2週間毎に皮疹別(面皰,紅色丘疹・膿疱)の数を数えその経過を追い,著明な皮疹の改善がみられた.また施行中ないし施行後の炎症反応や色素沈着の副作用はみられず,20%という低濃度のGAでも尋常性痤瘡に対しては十分に有用であると考えた.
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