Japanese
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治療
グリセオフルビンが奏効した肥大性扁平苔癬
Hypertrophic lichen planus successfully treated with griseofulvin
永井 弥生
1
Yayoi NAGAI
1
1利根中央病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tone Central Hospital
キーワード:
肥大性扁平苔癬
,
グリセオフルビン
Keyword:
肥大性扁平苔癬
,
グリセオフルビン
pp.772-774
発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412904071
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81歳,男性.初診8か月前より腰部,両下肢に結節が出現.初診時,両下肢,腰部に暗紫紅色の隆起性角化性結節が多発していた.組織学的には過角化,表皮肥厚,乳頭腫症と液状変性および真皮上層の帯状の単核球浸潤を認めた.ステロイド外用を約2年間行ったが結節は不変であった.グリセオフルビン1日375mg内服を開始したところ,1か月後より結節は改善傾向を認め,4か月内服にて色素沈着,脱失を残して扁平化した.扁平苔癬に対するグリセオフルビンの有効性はこれまでも報告されており,試みてみるべき治療の一つと思われた.
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