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特集 皮膚真菌症の新しい治療戦略
臨床研究
高齢者爪白癬に対するイトラコナゾール100mg/日間欠投与療法の臨床効果
Clinical effect by intermittent therapy with 100 mg/day with itraconazole for tinea unguium in elderly patients
池田 政身
1
Masami IKEDA
1
1高知県立安芸病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kochi Prefectural Aki Hospital
pp.52-55
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903784
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はじめに
爪白癬に対するイトラコナゾールの間欠投与療法(パルス療法)は,海外で広く行われており,日本でも用法・用量を検討する試験が進行中である.一方,高齢者の爪白癬は,その罹患率が非常に高いにもかかわらず,積極的な治療の対象とされてこなかった.
そこで今回,60歳以上の爪白癬患者を対象に,イトラコナゾール100mg/日を1週間服薬,3週間休薬を1サイクルとする間欠投与療法の有用性を検討したので,若干の考察を加えて報告する.
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