Japanese
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特集 皮膚真菌症の新しい治療戦略
臨床研究
イトラコナゾールおよびテルビナフィンによる爪真菌症の治療
Treatment of onychomycosis using itraconazole and terbinafine
須貝 哲郎
1
Tetsuro SUGAI
1
1池田回生病院皮膚科
1Devision of Dermatology, Ikeda Kaisei Hospital
pp.46-51
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903783
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はじめに
爪甲白癬の治療はグリセオフルビン内服により初めて完治例をみたが,手指で1年,足趾で1年半という長期間を要したため,途中で諦める患者が大部分であった.イトラコナゾールおよびテルビナフィン内服療法はグリセオフルビンよりはるかに有効で,投与量も少なく,短期間で完治するので,患者の治そうという意欲が強く,多数の完治例をみている.
イトラコナゾールおよびテルビナフィン内服による爪白癬の治療の実態に関して報告し,さらに両薬剤を相互に切り替えて治療を行った症例について,その効果と特徴を検討した結果を報告する.
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