Japanese
English
治療
遊離植皮術と鼻翼形成術により治療したrhinophymaの1例
A case of giant rhinophyma treated with free skin grafting and wedge excision of alar
舘下 亨
1
,
小野 一郎
1
,
金子 史男
1
Tohru TATESHITA
1
,
Ichiro ONO
1
,
Fumio KANEKO
1
1福島県立医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, The Fukushima Medical University, School of Medicine
キーワード:
鼻瘤
,
酒皶第3度
,
全層切除
,
分層植皮術
Keyword:
鼻瘤
,
酒皶第3度
,
全層切除
,
分層植皮術
pp.1028-1030
発行日 2000年11月1日
Published Date 2000/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903412
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症例は46歳,男性.30年ほど前より鼻尖部に紅斑が生じ,次第に鼻部が腫瘤性に肥大し,徐々に外鼻全体が増大してきた.さらに毛孔の開大および角栓がみられ,表面が凹凸不正になってきた.鼻瘤の診断のもとに全身麻酔下に肥大部を全層切除し,胸部からの厚めの分層植皮術を施行した.また,鼻孔が拡大していたため両側の鼻翼の外側部で全層にわたり約3mm幅で模形に組織を切除して全体の形状を整えた.組織学的には脂腺増生と毛細血管拡張,その周囲の慢性炎症性細胞浸潤が認められた.
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