Japanese
English
症例報告
アンピロキシカムによる固定薬疹の1例
A case of fixed drug eruption caused by ampiroxicam
早川 祐子
1
,
佐藤 優子
1
,
小松崎 眞
1
,
上出 良一
1
,
新村 眞人
1
Yuko HAYAKAWA
1
,
Yuko SATO
1
,
Makoto KOMATSUZAKI
1
,
Ryoichi KAMIDE
1
,
Michihito NIIMURA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
キーワード:
アンピロキシカム
,
固定薬疹
,
ピロキシカム
Keyword:
アンピロキシカム
,
固定薬疹
,
ピロキシカム
pp.312-315
発行日 2000年4月1日
Published Date 2000/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903175
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37歳,女性.1996年より月経痛のためにアンピロキシカム(フルカム®)13.5mgの屯用を始めた.1998年1月よりアンピロキシカム内服のたびに下口唇が腫脹し,水疱が出現するようになった.5月下旬の初診時には下口唇を中心に黒色痂皮が付着し,一部びらんを認めた.アンピロキシカムの内服誘発試験は陽性で,アンピロキシカムによる固定薬疹と診断した.なお無疹部で施行したアンピロキシカム,ピロキシカム,テノキシカムそれぞれの原末,チメロサール,チオサリチル酸,塩化第二水銀の貼布試験と光貼布試験はすべて陰性であった.
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