Japanese
English
症例報告
食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例
A case of food-dependent exercise-induced anaphylaxis
斎藤 京
1
,
甲斐 美咲
1
Hitoshi SAITO
1
,
Misaki KAI
1
1佐野厚生総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Sano Kosei General Hospital
キーワード:
カニ
,
エビ
,
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
,
生活指導
Keyword:
カニ
,
エビ
,
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
,
生活指導
pp.118-120
発行日 2000年2月1日
Published Date 2000/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903123
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17歳,男性.夕食後の運動中に紅斑,腫脹,悪心を発症した.食物依存性運動誘発アナフィラキシーを疑い精査し,カニ摂取+運動負荷により症状が誘発され同症と診断した.原因をトロポミオシンと考え甲殻類の摂取禁止を指導したがエビ摂取後の入浴により再発した.本症は再現性が低く不明な点も多いため指導が難しいが,疑わしき食物は完全に摂取禁止とし,アレルギーカード使用や家族へも同時に指導するなど再発防止に細心の配慮を要すると痛感した.
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