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特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008
3. 新しい検査法と診断法
食物依存性運動誘発アナフィラキシーの運動負荷試験
Exercise challenge test for the diagnosis of food-dependent exercise-induced anaphylaxis
森田 栄伸
1
,
河野 邦江
1
,
松尾 裕彰
2
Eishin MORITA
1
,
Kunie KOHNO
1
,
Hiroaki MATSUO
2
1島根大学医学部皮膚科学講座
2広島大学薬学部病態薬物治療学
1Department of Dermatology, Shimane University Faculty of Medicine, Izumo, Japan
2Division of Pharmacotherapeutics, Graduate School of Biomedical Sciences, Hiroshima University, Hiroshima, Japan
キーワード:
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
,
小麦
,
ω-5グリアジン
,
運動
,
アスピリン
Keyword:
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
,
小麦
,
ω-5グリアジン
,
運動
,
アスピリン
pp.64-67
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101945
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要約 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)は食物アレルギーの一病型で,食物抗原に対するIgEを介した即時型反応である.しかし,原因食物を摂取しただけでは症状は再現されず,運動などの二次的な要因が必要であり,確定診断は容易ではない.このため,原因食品を同定するため運動負荷試験が行われている.負荷試験の方法は現在一定のものはなく,また再現性も必ずしも高くない.本稿では,島根大学医学部附属病院で行っている小麦による運動負荷試験の実際を紹介する.
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