Japanese
English
症例報告
自傷性紫斑の1小児例
A child with self-induced purpura
松葉 祥一
1
,
多田 久里守
2
,
五十嵐 淳
2
,
藤原 サチ
2
,
大友 義之
2
,
金子 一成
2
,
山城 雄一郎
2
,
小川 秀興
1
Shoichi MATSUBA
1
,
Kurisu TADA
2
,
Jun IGARASHI
2
,
Sachi FUJIWARA
2
,
Yoshiyuki OOTOMO
2
,
Kazunari KANEKO
2
,
Yuuichirou YAMASHIRO
2
,
Hideoki OGAWA
1
1順天堂大学医学部皮膚科学教室
2順天堂大学医学部小児科学教室
1Department of Dermatology, Juntendo University School of Medicine
2Department of Pediatrics, Juntendo University School of Medicine
キーワード:
自傷性皮膚症
,
作為性皮膚症
,
紫斑
Keyword:
自傷性皮膚症
,
作為性皮膚症
,
紫斑
pp.122-124
発行日 2000年2月1日
Published Date 2000/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903124
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10歳,男児.四肢の疼痛を伴う紫斑を主訴に来院した.血液,凝固検査などに異常なく,生検組織では,赤血球の漏出のみで,血管炎は認めなかった.入院中の患児の行動,母親への問診などにより,自傷性紫斑と診断した.最近の小児をとりまく家庭環境の多様化,複雑化を反映して自験例のような症例が増加することも十分予測されるので若干の考察を加え報告した.
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