Japanese
English
症例報告
フマル酸エメダスチンが有効であった日光蕁麻疹の1例
A case of solar urticaria, successfully treated with emedastine difumarate
福士 雅子
1
,
千葉 友紀
1
,
五十嵐 勝
1
,
入澤 亮吉
1
,
大井 綱郎
1
,
古賀 道之
1
Masako FUKUSHI
1
,
Yuki CHIBA
1
,
Masaru IGARASHI
1
,
Ryokichi IRISAWA
1
,
Tsunao OH-I
1
,
Michiyuki KOGA
1
1東京医科大学皮膚科学教室
1Dapartment of Dermatology, Tokyo Medical University
キーワード:
日光蕁麻疹
,
フマル酸エメダスチン
Keyword:
日光蕁麻疹
,
フマル酸エメダスチン
pp.997-999
発行日 1999年11月1日
Published Date 1999/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903048
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
24歳,女性の日光蕁麻疹の1例を報告した.作用波長は400〜500nmの可視領域に,抑制波長は550nm以上の領域に存在した.患者血清試験管内照射試験は陰性であった.フマル酸エメダスチン(レミカット®)の内服により,自覚症状が改善し,光線誘発試験にて膨疹は抑制された.塩酸ホモクロルシクリジン(ホモクロミン®),テルフェナジン(トリルダン®)は無効であった.フマル酸エメダスチンのもつサブスタンスPへの薬理作用が本症例での有効性に関与している可能性が考えられた.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.