Japanese
English
症例報告
基底細胞母斑症候群の1例
A case of nevoid basal cell carcinoma syndrome
山田 佐知子
1
,
木花 いづみ
1
Sachiko YAMADA
1
,
Izumi KONOHANA
1
1平塚市民病院皮膚科
1Department of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
キーワード:
基底細胞母斑症候群
,
表皮嚢腫
Keyword:
基底細胞母斑症候群
,
表皮嚢腫
pp.761-763
発行日 1999年8月1日
Published Date 1999/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902988
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58歳,男性.掌蹠小陥凹,多発性顎嚢胞に加え,多発性基底細胞上皮腫,多発性上皮嚢腫が認められ,基底細胞母斑症候群と診断した.家族歴として,母親は破壊型基底細胞上皮腫のため70歳時死亡,姉は掌蹠小陥凹,多発性顎嚢胞,両眼隔難を認め基底細胞母斑症候群と当科で診断されている.自験例では多発する表皮嚢腫が特徴的で,過去の報告からも本症候群の診断上価値がある所見である可能性が示唆された.
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