Japanese
English
症例報告
基底細胞母斑症候群の1例
A case of basal cell nevus syndrome
蘇原 しのぶ
1
,
高須 博
1
,
勝岡 憲生
1
Shinobu SOHARA
1
,
Hiroshi TAKASU
1
,
Kensei KATSUOKA
1
1北里大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Kitasato University School of Medicine
キーワード:
基底細胞母斑症候群
,
基底細胞上皮腫
,
毛包上皮腫
Keyword:
基底細胞母斑症候群
,
基底細胞上皮腫
,
毛包上皮腫
pp.1244-1247
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101108
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37歳,男性.1歳9か月時に髄芽腫の手術歴がある.15歳時より全身性間代性痙攣が生じ,脳神経外科に通院している.27歳時,頭皮に小豆大までの弾性軟の結節が多発していることを指摘された.前頭突出,外斜視,鼻根部の開大があり,そのほかに下顎囊胞,異所性石灰化を認めた.38個の結節の切除を施行し,組織学的に基底細胞上皮腫のほかに毛包上皮腫を多数認めた.多彩な臨床所見を呈した基底細胞母斑症候群の1例を報告した.
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