Japanese
English
症例報告
両側性限局性神経線維腫
Bilateral Localized Neurofibromatosis
小林 伸子
1
,
大城 守夫
1
,
後藤 裕美
1
,
檜山 清水
1
,
吉田 寛子
1
,
小野 真理子
1
,
橋本 謙
1
Nobuko KOBAYASHI
1
,
Morio OHSHIRO
1
,
Hiromi GOTOH
1
,
Kiyomi HIYAMA
1
,
Hiroko YOSHIDA
1
,
Mariko ONO
1
,
Yuzuru HASHIMOTO
1
1帝京大学医学部付属溝口病院皮膚科
1Department of Dermatology, University Hospital, Mizonokuchi, Teikyo University School of Medicine
キーワード:
両側性限局性神経線維腫
,
Recklinghausen病
,
体細胞突然変異
Keyword:
両側性限局性神経線維腫
,
Recklinghausen病
,
体細胞突然変異
pp.63-67
発行日 1990年1月1日
Published Date 1990/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900015
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51歳女性の前胸・腹部に正中線を越えて発生した両側性限局性神経線維腫の1症例を経験した.本症はRecklinghausen病の辺緑疾患の一つと考えられているが,両側性病変を認めたとする報告は調べ得た限りでは現在までに3例をみるにすぎず,本症例のようにcafe au lait斑をみないものは2例のみで,本邦人での報告はない.現在,限局性神経線維腫の分類には若干の混乱がみられるが,この発現機序を考える上で本症例は興味のあるものと考えられた.
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