Japanese
English
症例報告
いわゆる皮膚混合腫瘍の組織化学的検討
Histochemical study of so-called mixed tumor of the skin
高須 博
1,2
,
藤岡 彰
1
,
戸田 淳
1
,
山本 達雄
1
Hiroshi TAKASU
1,2
,
Akira FUJIOKA
1
,
Sunao TODA
1
,
Tatsuo YAMAMOTO
1
1東京都老人医療センター皮膚科
2北里大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital
キーワード:
いわゆる皮膚混合腫瘍
Keyword:
いわゆる皮膚混合腫瘍
pp.553-556
発行日 1998年6月1日
Published Date 1998/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902588
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
43歳,男性.約1年前より左こめかみの小さな盛り上がりに気づいた.その後,徐々に拡大してきたため当科を受診.切除し,組織学的にいわゆる皮膚混合腫瘍と診断した.さらに,上皮性成分の性格を免疫組織学的に,間質成分の性格を組織化学的に検索した.その結果,自験例の上皮性成分はエクリン汗器官由来で,真皮内導管から分泌部の性格を有し,間質成分は上皮性腫瘍細胞から誘導されたと考えた.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.