Japanese
English
症例報告
Harlequin fetusの1例
A case of harlequin fetus
山崎 修
1
,
常光 龍輔
1
,
赤木 理
1
,
武内 重樹
2
,
林谷 道子
2
,
西 佳子
2
Osamu YAMASAKI
1
,
Ryusuke TSUNEMITSU
1
,
Osamu AKAGI
1
,
Shigeki TAKEUCHI
2
,
Michiko HAYASHIDANI
2
,
Yoshiko NISHI
2
1社会保険広島市民病院皮膚科
2社会保険広島市民病院未熟児新生児センター
1Department of Dermatology, Hiroshima City Hospital
2Department of Neonatology, Hiroshima City Hospital
キーワード:
harlequin fetus
,
エトレチナート
,
先天性魚鱗癬
Keyword:
harlequin fetus
,
エトレチナート
,
先天性魚鱗癬
pp.21-24
発行日 1998年1月1日
Published Date 1998/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902405
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患児は平成7年9月,在胎36週0日,2360gで出生.生下時より全身は紅色の粗大な亀裂で境された厚く固い鎧状の角質に覆われ,耳介は埋没,口唇粘膜,眼瞼は浮腫状に外反していた.特徴的外見よりharlequin fetusと診断,当院未熟児新生児センターで全身管理され,外用は白色ワセリン主体に使用,生後2週目よりエトレチナート1mg/kg/日の内服を開始し,角質は徐々に脱落した.全身状態も比較的良好で生後6か月,両眼の開眼状態,四肢末端の低形成は残るも退院となり長期生存が期待されていたが,1歳3か月,急性細気管支炎で入院し,突然呼吸状態が悪化し死亡した.
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