Japanese
English
症例報告
赤血球増多症を伴った多発性平滑筋腫の1例
A case of multiple piloleiomyoma with polycythemia
荒木 敬司
1
,
堀川 達弥
1
,
市橋 正光
1
Keishi ARAKI
1
,
Tatsuya HORIKAWA
1
,
Masamitsu ICHIHASHI
1
1神戸大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kobe University School of Medicine
キーワード:
多発性皮膚平滑筋腫
,
赤血球増多
,
エリスロポエチン
Keyword:
多発性皮膚平滑筋腫
,
赤血球増多
,
エリスロポエチン
pp.658-660
発行日 1997年7月1日
Published Date 1997/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902272
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22歳,男性の肩,上肢,顔面,背部に生じた多発性皮膚平滑筋腫の1例を報告した.本症に特徴とされる雨天時,発汗時,寒暖の変化の激しい時に増悪する発作性の痛みを伴っていた.また,自験例では血液学上赤血球増多が認められた.最近,本症患者の血清中および病変部の組織でエリスロポエチン活性が上昇していたという報告がなされたが,本症とエリスロポエチンとの間に何らかの関連がある可能性を示唆する所見と考えられた.
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