Japanese
English
治療
炭酸ガスレーザーによる眼瞼黄色腫の治療
Carbon dioxide laser vaporization of xanthelasma palpebrarum
橋本 透
1
,
上出 良一
1
,
新村 眞人
1
Tooru HASHIMOTO
1
,
Ryoichi KAMIDE
1
,
Michihito NIIMURA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
キーワード:
眼瞼黄色腫
,
炭酸ガスレーザー
Keyword:
眼瞼黄色腫
,
炭酸ガスレーザー
pp.1127-1129
発行日 1996年12月1日
Published Date 1996/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902055
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眼瞼黄色腫12例を炭酸ガスレーザーを用いて治療した.うち7例は,金病変部の照射を終了し3〜14ヵ月月経過している.残りの5例については病変の半分以上は既に照射を終え,現在,残存病変も治療中であるが,2〜12ヵ月月経過を観察している.従来の治療法である内服療法,液体窒素冷凍凝固術に比し,治療期間が短く,腫瘍切除術に比し,簡便で術後の腫脹も少なく,病変部の大きさや形に制限されないことが特長である.全例,照射部位での再発はない.炭酸ガスレーザーは眼瞼黄色腫に対して,第1選択の治療であると考えられた.
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