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特集 最近のトピックス2009 Clinical Dermatology 2009
4. 皮膚疾患治療のポイント
ありふれた皮膚疾患に炭酸ガスレーザーを使いこなす
Practical use of carbon dioxide laser for common skin lesions
葛西 健一郎
1
Kenichiro KASAI
1
1葛西形成外科
1Kasai Clinic for Plastic Surgery,Osaka,Japan
キーワード:
炭酸ガスレーザー
,
皮膚表在性病変
,
皮膚隆起性病変
Keyword:
炭酸ガスレーザー
,
皮膚表在性病変
,
皮膚隆起性病変
pp.117-120
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102285
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要約 炭酸ガスレーザーは,生体組織内の水に吸収されることにより照射された組織を高温で蒸散する.周囲組織は熱凝固するため断面からの出血も少ない.この方法は,皮膚の表在性病変を直視下に確認しながら除去するのに有用である.器機も小型,軽量,比較的安価であるから,日常の皮膚科診療に取り入れると非常に便利である.ただし,治療組織は蒸散されてしまい,病理組織学的検査に出すことができないので,術前の正確な診断が必須である.また,取り残し,瘢痕化,色素沈着などの合併症を予防するためには,治療対象病変の立体的構築を理解して適切に蒸散すると同時に,患者に正しい術後創管理を励行させることが重要である.
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