Japanese
English
治療
炭酸ガスレーザーにて治療したクロモミコーシスの1例
A case of chromomycosis treated with Co2 laser
小佐野 容子
1,3
,
川田 寿里
1
,
高橋 泰英
2
,
河井 正晶
3
,
坪井 良治
3
,
山田 裕道
1
,
小川 秀興
3
Yoko OSANO
1,3
,
Juri KAWADA
1
,
Yasuhide TAKAHASHI
2
,
Masaaki KAWAT
3
,
Ryoji TSUBOI
3
,
Hiromichi YAMADA
1
,
Hideoki OGAWA
3
1国際親善総合病院皮膚科
2横浜赤十字病院皮膚科
3順天堂大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, International Goodwill Hospital
2Department of Dermatology, Yokohama Red Cross Hospital
3Department of Dermatology, Juntendo University School of Medicine
キーワード:
クロモミコーシス
,
炭酸ガスレーザー
,
テルビナフィン
,
温熱療法
Keyword:
クロモミコーシス
,
炭酸ガスレーザー
,
テルビナフィン
,
温熱療法
pp.568-570
発行日 1998年6月1日
Published Date 1998/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902593
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要約 患者は59歳,男性.1990年に臀部左側に生じたクロモミコーシスに対してテルビナフィン内服にて治療した.1996年10月頃より当該部の紅斑が隆起し瘙痒が出現しため当科を受診した.臀部左側に扁平隆起性紅色局面があり,表面に鱗屑,痂皮を付着していた.臨床所見,鱗屑の直接検鏡,病理組織学的検査,真菌培養検査の結果よりFoticecaea Pedrosoiによるクロモミコーシスの再発と診断した.4か月にわたる局所温熱療法にて皮疹は著明に改善するも完治に至らなかったため,炭酸ガスレーザー治療を行った.メディレーザ30AF®で1Wのdefocused beam連続照射法にて真皮中層までを蒸散させた.治療部位は10週の経過にて上皮化し,以後5か月間再燃をみていない.
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