Japanese
English
治療
炭酸ガスレーザーを用いた口唇粘液囊腫の治療
The treatment for mucous cyst with CO2 laser
飯岡 弘至
1
,
桑原 理充
1
,
萬木 聡
1
,
真柴 久実
1
,
新妻 克宜
1
,
野田 太一
1
,
白井 利彦
2
Hiroshi IIOKA
1
,
Masamitsu KUWAHARA
1
,
Satoshi YURUGI
1
,
Kumi MASHIBA
1
,
Katsunori NIITSUMA
1
,
Taichi NODA
1
,
Toshihiko SHIRAI
2
1奈良県立医科大学皮膚科・形成外科
2飯岡形成外科クリニック
1Department of Dermatology and Plastic Surgery,Nara Medical University,Kashihara,Japan
2Iioka Plastic Surgery Clinic,Sakurai,Japan
キーワード:
治療
,
粘液囊腫
,
炭酸ガスレーザー
Keyword:
治療
,
粘液囊腫
,
炭酸ガスレーザー
pp.339-342
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102258
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 下口唇粘膜に発生した7例の口唇粘液囊腫患者に対し,炭酸ガスレーザーを用いて摘出切除を行った.従来のメスを用いての切除縫合法と比較し,出血がきわめて少なく術野を明瞭に保つことが可能であり,摘出後の創部の縫合を必要とせず,また口輪筋上にて腫瘍に直下の粘膜下組織を含め切除することにより,腫瘍の再発を低減できると考えた.口唇粘液囊腫摘出に対する炭酸ガスレーザーの応用は,治療時間の短縮や術後の疼痛および再発の軽減などの点から有用であると考える.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.